自動車保険のおすすめの選び方は?初心者が見るべき4つの基準を解説

「自動車保険の会社が多すぎて、結局どこがおすすめなのか分からない」

初めて自分名義で自動車保険に入る大学生・新社会人の方は、そう感じることが多いのではないでしょうか。
結論から言うと、自動車保険は「絶対にこの1社がおすすめ」と言い切れるものではありません。

保険料や補償内容は年齢・車種・等級などの条件によって変わるため、自分に合った会社は人によって異なります。

この記事では、

・選ぶときに見るべき基準
・公的な調査をどう参考にすればいいか、
・初心者が見落としやすい注意点

を整理することで、自分に合った保険を比較・検討できる状態を目指します。

僕自身も大学生時代に車を所有し、自動車保険に加入していた経験があります。
保険会社を比較する大変さも実感しているので、その経験も踏まえながら解説していきます。

目次

自動車保険の基本を知っておこう

まず、自動車保険を選ぶ前提となる基本知識を整理します。

自賠責保険と任意保険の違い

車を持つと関わってくる保険には、「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。

自賠責保険任意保険
加入義務法律で加入が義務付けられている(強制保険)加入するかどうかは自分で選べる
補償の範囲事故で相手をケガさせた場合の対人賠償のみ対人賠償の自賠責超過分、対物賠償、車両保険、運転者自身や同乗者のケガの補償など
保険料どの保険会社で加入しても同じ保険会社・補償内容によって異なる

自賠責保険は対人賠償のみをカバーし、相手の車の修理費用や自分の車の修理費用、自分自身のケガの補償はありません。そのため、多くの人は任意保険にもあわせて加入します。

この記事で「自動車保険のおすすめ」として扱うのは、主にこの任意保険のことです。

代理店型とダイレクト型(ネット型)の違い

任意保険には、加入方法によって大きく2つのタイプがあります。

  • 代理店型: 保険代理店の担当者と対面・電話などでやり取りしながら加入する。担当者に
    相談しながら補償内容を決められる安心感がある
  • ダイレクト型(ネット型): インターネットや電話で、自分で保険会社に直接申し込む。
    自分のペースで手続きできる
代理店型ダイレクト型(ネット型)
加入方法担当者と対面・電話などでやり取りインターネット・電話で自分で申し込む
サポート担当者に相談しながら決められる基本的に自分で調べて決める
保険料の傾向中間コストが含まれやすい中間コストが少ない分、安くなる場合が多い

保険料は、「ダイレクト型のほうが安い場合が多い」です。
代理店を通さない分、代理店手数料などの中間コストが少なくて済むという考え方です。

実際、僕自身も一括見積もりサービスを使って代理店型からダイレクト型に乗り換えた際に、
保険料が下がった経験があります(詳しくは後述します)。

どちらが向いているかは、「担当者に相談しながら決めたいか」「自分で比較して決めたいか」で決めるとよいです。

自動車保険を選ぶときに見るべき4つの基準

自動車保険を選ぶときは、主に次の4つの基準で比較するとよいでしょう。

  1. 保険料: 年齢・等級・車種・補償内容などの条件によって変わる
  2. 補償内容: 対人・対物賠償に加えて、車両保険(自分の車の修理費用の補償)や
    人身傷害保険(自分や同乗者のケガの補償)をどこまで付けるか
  3. 事故対応: 事故が起きたときに、初期対応がどれだけ早いか、24時間対応かどうか
  4. ロードサービス: 故障・パンク・バッテリー上がりなどのときに、レッカーや
    応急処置をしてもらえるサービスの充実度

FP(ファイナンシャルプランナー)の視点で付け加えると、保険料の安さだけで選んでしまうと、
いざ事故が起きたときに補償が足りず、自己負担が発生するリスクもあります。
保険料の安さと、補償内容のバランスを両方見て選ぶという考え方を持っておくと安心です。

気になる保険会社があれば、ここで一度見積もりを比較してみるのもおすすめです。

「おすすめランキング」はどこを見ればいい?

「自動車保険 おすすめ」で検索すると、様々なサイトで「ランキング」が紹介されています。
ただし、このランキングはサイトによって根拠がまったく違うことに注意が必要です。

ランキングの根拠はサイトによって違う

代表的なランキングの根拠には、次のようなものがあります。

ランキングの根拠特徴
自社の契約者数そのサイト経由で実際に選ばれた実績が分かる一方、そのサイト経由の利用者に限られる
第三者機関のアンケート調査実際に契約している人の満足度が分かる。回答者数が多いほど参考になりやすい
編集部による保険料の試算・比較「安さ」を重視して比較したい人には参考になるが、補償内容や事故対応の質までは分からないことが多い

つまり、「1位」という結果だけを見るのではなく、その順位が何をもとに決まっているのかを
確認することが大切です。特に「保険料の安さ」を重視したランキングと、「満足度」を重視した
ランキングでは、上位に来る会社が違うことも珍しくありません。

公的な満足度調査から見る、各社の特徴

  • オリコン顧客満足度ランキング(2026年版):
    2025年8月27日〜9月18日に実施された調査で、ダイレクト型はソニー損保、代理店型はAIG損保がそれぞれ1位
    (回答者数はダイレクト型6,431名、代理店型7,932名)
  • 価格.com 自動車保険満足度ランキング(2026年版): 総合1位はSBI損保

注意点: これらの順位はあくまで調査時点のものであり、時期によって変わる可能性があります。
あくまで保険会社を検討する際の参考の一つとして活用し、最終的には自分の条件で実際に見積もりを
比較することをおすすめします。

大学生・新社会人が加入するときに見落としやすい注意点

ここからは、特に大学生・新社会人など、初めて自分名義で自動車保険に加入する人が
見落としやすいポイントを紹介します。

等級制度と、親の等級引き継ぎ

自動車保険には「等級」という仕組みがあります。
契約を続けるほど等級が上がり、保険料が安くなっていく制度です。
ただし、単純に「無事故なら安くなる」わけではなく、事故の有無や保険金の請求状況によって翌年度の等級が変わり、その等級に応じて保険料が決まる、という仕組みです。

初めて自動車保険に入る場合、一般的に等級は低い位置(6等級など)からスタートするため、
保険料が高くなりがちです。
しかし、条件を満たせば、家族の等級を引き継げることがあります。

  • 引き継げるのは、契約者(記名被保険者)の配偶者、または契約者・配偶者と同居している
    6親等以内の血族・3親等以内の姻族(配偶者は別居していても引き継ぎ可能)
  • 引き継ぎの手続きは、現在の契約の満期日の翌日から7日以内に次の契約を始める必要がある
    (8日以上空いてしまうと引き継げない)

たとえば、親がすでに車を手放す・別の車に買い替えるといったタイミングで、親の等級を
自分に引き継げないか、保険会社に確認してみる
価値はあります。

なお、車の維持費全体(税金・車検・ガソリン代なども含む)を詳しく知りたい方は、こちらの
記事もあわせてご覧ください。

大学生の車の維持費はいくら?内訳とムリなく持つためのコツを解説 – 車とお金の暮らし方

年齢条件による保険料の変化

自動車保険には「年齢条件」という設定もあります。

補償の対象となる運転者の年齢を「年齢問わず」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」
などに限定することで、保険料が安くなる仕組みです。

参考として、ある保険会社の公式サイトに掲載されていたシミュレーション例(32歳・男性・
東京都在住・ゴールド免許・20等級、2025年9月時点の条件、車両保険なしの場合)を紹介します。

年齢条件年間保険料の目安
年齢問わず50,681円
21歳以上31,164円
26歳以上27,995円
30歳以上24,433円

これはほんの一例ですが、自分の年齢が21歳・26歳・30歳といった区切りを超えたタイミングで
年齢条件を見直すと、保険料を抑えられる場合があります。

保険料を抑える具体的な方法

ここまで紹介した等級引き継ぎ・年齢条件の見直しに加えて、次のような方法でも保険料を
抑えられる可能性があります。

  • 運転者限定特約: 「本人限定」「家族限定」「本人・配偶者限定」など、運転する人を限定することで
    保険料が安くなる特約です。家族の誰かが乗る可能性があるなら「家族限定」、自分しか
    運転しないなら「本人限定」というように、実際の使用状況に合わせて設定します
  • ゴールド免許割引: 免許証の色がゴールドの場合に適用される割引です。
    免許証の色は、違反や事故の有無に応じてグリーン→ブルー→ゴールドと変わります。
    ある保険会社の公式サイトの例(2025年9月時点、車両保険なしの場合)では、
    ブルー免許で年間16,810円のところ、ゴールド免許では14,080円という試算が紹介されていました。
  • ネット割引・証券不発行割引: ダイレクト型の保険会社に多い割引で、インターネットで
    申し込むことや、紙の証券を発行しないことで保険料が安くなる仕組みです

これらの割引は保険会社ごとに内容・割引率が異なるため、実際に自分が使える割引がどれか、
後述する一括見積もりサービスなどで確認してみるとよいでしょう。

一括見積もりサービスの使い方

自分に合った自動車保険を探すとき、1社ずつ見積もりを取るのは大変です。そこで役立つのが、
「一括見積もりサービス」です。

一括見積もりサービスのメリット

一括見積もりサービスは、氏名・年齢・車種などの情報を1回入力するだけで、提携している
複数の保険会社にまとめて見積もりを依頼できる仕組み
です。
1社ずつ入力する手間が省け、保険料を横並びで比較しやすくなります。

僕自身、24歳のときにコンパクトカーに乗っていて、一括見積もりサービスを使って保険会社を
比較したことがあります。それまで加入していた代理店型の保険料は月6,300円程度でしたが、
一括見積もりで比較した結果、ダイレクト型の保険に乗り換えて月4,800円程度まで保険料を
抑えられました。

これはあくまで当時の僕の年齢・車種・条件での一例であり、誰でも同じ金額になるわけではありませんが、
複数社を比較することで保険料が下がる可能性がある、というイメージをつかんでもらえればと思います。

一括見積もりサービスのデメリットと対策

一括見積もりサービスには、知っておきたいデメリットもあります。

以前は「営業電話がしつこい」というイメージを持たれることもありましたが、
現在は自動車保険の一括見積もりで電話勧誘が来ることはほとんどないとされています。

実際に主なデメリットとして挙げられるのは、見積もり後にメールやハガキでの案内
(キャンペーン情報や更新時期のお知らせなど)が増えることです。

対策としては、次のような方法があります。

  • 一括見積もり専用のメールアドレスを用意し、普段使っているアドレスとは分ける
  • 案内が不要な場合は、各保険会社のメール配信停止手続きを行う

デメリットも理解したうえで使えば、一括見積もりサービスは自分に合った自動車保険を
効率よく比較できる便利な手段です。

まとめ:自分に合った自動車保険を比較してみよう

自動車保険は、特定の1社を「これが正解」とは言い切れません。ただし、この記事で
紹介した次のポイントを押さえておけば、自分に合った保険を選びやすくなります。

  • 保険料・補償内容・事故対応・ロードサービスの4つの基準で比較する
  • ランキングを見るときは、その根拠(契約数・満足度調査・保険料試算など)を確認する
  • 等級引き継ぎ・年齢条件・各種割引を活用して、保険料を抑える工夫をする
  • 一括見積もりサービスを使えば、複数社をまとめて比較できる(デメリットも理解したうえで
    活用する)

最後に、実際に自分の条件でどのくらいの保険料になるのか、一括見積もりサービスで
比較してみることをおすすめします。

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